さて、先日の続き。
問題の画像はこちら。
はい、ではいきましょう。
よ~く見ないとわからないんですが、スポークの組み方が左右で違うのに気がつきましたでしょうか。
左右というのは、フリー側(右側:ギヤ側)と反フリー側(左側)でして、フリー側が「4本クロス組み」なのに対し、反フリー側は「ラジアル組み」になっています。
「は~い、皆さん。頑張ってついてきて下さ~い。」
と言いつつ、ここはNHCTブログ。
もの凄ぉ~く、かみ砕いて説明しますと…、
自転車の後輪の場合、右側と左側ではギヤのあるなしを理由に力のかかり方が異なります。
イメージとしては、前に進むための強い力がかかる右側に対し、それを支えてるだけの左側、という感じ。
スポークの組み方についても、もの凄ぉ~く、かみ砕いて説明しますと…、
ママチャリを含めたほとんどの自転車のホイールで採用されている、「クロス組み」は、スポーク(車輪を支える金属棒)が交差(クロス)した組み方。
剛性が強い反面、その複雑さゆえに重量がかさみます。
主にロードレーサーに採用されている「ラジアル組み」は、軸の中心から放射状にスポークを配した組み方。
シンプルで軽量になる反面、特に横方向の剛性が落ちます。
さらに言うと、ママチャリ(クロス組み)でしたら、1、2本スポークが折れてても、走行できちゃうのに対し、ラジアル組みでは1本でもスポークが折れると張力のバランスが一気に狂うので走行不能になります。
さらにさらに言うと、「クロス組み」の方がクッション性に優れているので、乗り心地が良いだけでなく、負荷がかかった時にもスポークが斜めに方向に配されているおかげで、衝撃を分散しやすくなって耐久面でも有利なんです。
じゃ、何で「ラジアル組み」なのかと言いますと…。
長くなりそうなので、パート3に続く。
by mituzo
HEPPOKO-OCさん、おいかわ@アドバンスさん。
返信削除コメントありがとうございます。
さすが、OCさん。ピンポンです。
以前ホイール組みした経験から「あれ?」と気づいただけでして、なかなか気づかない部分だと思います。
「ビス君」は今やメインバイクになってしまいました…。
台数増えると、良く乗るのと滅多に乗らないのが出てきますね。良くも悪くも。
by mituzo
く、く、詳しい。そして、わ、わ、分かり易い。
返信削除さすがmituzoさんです。
有難うございました!
匿名さん
返信削除コメントありがとうございます。
そ、そ、そんなに言われると。
ち、ち、ちびりますよ!!
仕事柄、専門用語を一般の方へ説明する場面が日常的にあるんですが、その癖が良い方向へ作用してるんでしょうかねぇ~。
実はこちらがメインだったりして…。
これからもよろしくお願い致します。
by mituzo